🏔️ 名草山(なぐさやま)
万葉集に詠まれた由緒ある山
登山ルート
                    名草山往復コース(Yamapより)
🏃 正行寺コース(当日のルート)
スタート:正行寺
特徴:当日のハイキンググループが使用するルート
見どころ:正行寺、高皇神社、山頂
所要時間:約1時間30分(往復)
アクセス:JR紀三井寺駅から徒歩約20分
🥾 内原神社コース
スタート:内原神社
特徴:比較的緩やかな登り
見どころ:高皇神社、分岐点、山頂
所要時間:約1時間25分(往復)
⚠️ 紀三井寺コース(現在封鎖中)
注意:現在、紀三井寺からの登山道は封鎖されており、利用できません。
理由:安全上の理由により通行禁止
🌲 三葛方面コース
スタート:三葛方面登山口
特徴:住宅街から始まる登山道
見どころ:和歌山県立医科大学三葛キャンパス、山頂
所要時間:約1時間45分(往復)
注意:道が分かりにくい箇所があります
名草山の魅力
💧 名水「三井水」
昭和60年3月に環境庁より日本名水百選に選ばれた清らかな水。古くから地域の人々に愛され、現在も多くの人が水を汲みに訪れています。
🌸 春の桜
名草山は春になると桜の名所として知られ、山頂で花見を楽しむことができます。満開の時期は特に美しい景色が広がります。
🌅 絶景ポイント
山頂からは和歌浦湾が一望でき、淡路島や四国も遠望できます。天気の良い日は素晴らしい景色が楽しめます。
📜 万葉集の歌
『万葉集』巻七に「名草山 言にしありけり 我が恋ふる 千重の一重も 慰めなくに」という歌が収められています。
📜 歴史と由来
古代 - 名草戸畔の伝説
『日本書紀』の「神武東征」によると、初代天皇である神武天皇の軍が名草邑に攻め入った際、名草戸畔という女性の首長を討ち取ったとされています。この名草戸畔の名が、山や一帯の地名の由来になったという伝承があります。
奈良時代 - 神奈備山として崇拝
古くから名草山は「神奈備山」として、神が鎮座する神聖な山と崇められてきました。仏教が伝来した後、770年に紀三井寺が建立されたのも、この山が神奈備山だったからだと考えられています。
万葉時代 - 歌に詠まれる
『万葉集』巻七に「名草山 言にしありけり 我が恋ふる 千重の一重も 慰めなくに」という、名草山にまつわる恋の歌が収められています。
江戸時代 - 紀州徳川家との関わり
紀州徳川家歴代藩主が紀三井寺を頻繁に訪れ、「紀州祈祷大道場」として尊崇されました。
万葉集の歌
📜 万葉集より
言にしありけり
我が恋ふる
千重の一重も
慰めなくに
この歌は、名草山が古くから人々の心に深く刻まれていたことを示す貴重な記録です。
登山のポイント
⚠️ 注意事項
• イノシシに注意(看板が設置されている箇所があります)
• 道が分かりにくい箇所があるため、注意深く進んでください
• 足場が悪い道もあるため、適切な靴で登山してください
🎒 持ち物
• 運動靴(登山靴推奨)
• 動きやすい服装
• 水分補給用の飲み物
• 帽子(日差し対策)